PFAS 問題とアウトドア業界
PFAS(有機フッ素化合物)は長年、防水ウェアのコアテクノロジーとして使われてきた。高い撥水性と防水性を発揮する優れた素材である一方、自然界で分解されず、生体への蓄積が懸念される「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」として国際的な規制が進んでいる。
PETRICHOR の仕組み
Montane の PETRICHOR TECHNOLOGY™ は、親水性ポリウレタン(PU)膜を採用した独自の防水透湿システムです。
親水性膜の原理
ePTFE(GORE-TEX など従来技術)が微細孔を通じて水蒸気を拡散するのに対し、PETRICHOR の親水性 PU 膜は「吸収・移送・放出」のプロセスで透湿を行います。水分子を膜に取り込み、圧力差・温度差を利用して外側へ能動的に輸送するため、高強度運動時の発汗量が多い状況でも卓越した透湿性を発揮します。
性能データ
| 項目 | PETRICHOR™ | 一般的な PU 膜 |
|---|---|---|
| 防水性 | 20,000mm | 10,000〜15,000mm |
| 透湿性(RET値) | <5(優秀) | 8〜15 |
| PFAS 使用 | ゼロ | 多くが使用 |
| 重量(3L 構成) | 約 100g/m² | 120〜150g/m² |
ISPO Award 2024 受賞(Torren Jacket)により、その技術力は国際的にも高く評価されています。